新たに飲食店を出店したいという方向けに、
「立地の見方」というテーマで配信させていただきます。
「どこにお店を出していいかわからない」
「この場所で出店して売れるのか?」
よくこのようなお話を頂くことがあります。
我々は今まで複数の大手飲食チェーン店に対し、
立地の可否判定を1000件以上行ってきた経験があります。
その中で、「売れる店」と「売れない店」には共通の要因があり、
お店の売上を左右する要因の大半はお店の「立地」が原因である事が
わかってきました。
我々の経験をお伝えする事により、新規出店をお考えの皆様に対して
少しでもお役に立つことができれば幸いです。
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お店の売上を左右する要因は何でしょうか?
価格・商品・接客・内装・立地等色々考えられます。
この中で、商品や接客レベル等はいくらでも改善可能ですが、
立地に関しては一度出店してしまうと、簡単に場所を変えることはできません。
お店を出店する際に数千万円の投資をしてしまったため、
なかなか退店の決意ができず、赤字のままずるずると営業を続けて
しまっているという事例は数多くあります。
その時になって「開店資金の1%でも立地調査に費用をかけておけばよかった」
と後悔しても後の祭りです。
立地の重要性を表す言葉で、「立地7割」というものがあります。
どんなに頑張っても立地が悪ければ売上はたいして上がらないという事です。
米国にも同じような言葉があります。
「店を出すときに重要なものを3つ挙げてください」という問いに対する
「Location、location、location!」という決まり文句です。
和訳すれば「まず立地、次に立地、結局立地」といったところでしょうか。
これらは、店舗経営の歴史の中で定着していった言葉だと思います。
それほど、お店にとって「立地」は重要な事なのです。
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