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vol.4 競合店の調査

競合調査の目的


競合店によりお店の売上げが左右されるため、
出店予定地の近くにどのようなお店があるか調査する必要があります。

同じような商圏規模の街であれば、
一般的に競合店が少ないほど高い売上げが見込めます。

また、競合店を調査する事で、「どんな客層が」「どんな時間帯に」「どのような目的で」
来店しているかといった、出店意思を決定するための様々な情報を手に入れることができます。

競合店の定義


どのような店が競合店になるのでしょうか。

仮にラーメン店の出店を考える場合、
近くのラーメン店だけを調べれば良いというわけではありません。

まずは、競合店の定義を決める必要があります。

競合店の定義を決めるためには、次の3点を考慮します。
・商品(メニュー)
・価格
・利用シチュエーション

まず、商品(メニュー)が同じか、あるいは似ている店は競合店と考えられます。

例えばラーメン店であれば他のラーメン店というように、業種業態が同じ店を調査します。

また、メイン商品の価格や客単価が同程度の店も競合となります。ラーメン1杯が500円であれば、1杯1000円のラーメン店よりも、客単価が500円の定食店の方がより強い競合になる事があります。

お店を利用するシチュエーションが似ている場合も競合となります。
ラーメン店に来るお客が「手軽に短時間で食事を済ませたい」という目的であれば、
牛丼店やハンバーガー店が競合になるかもしれません。

このように、自店の特性をよく考え、どのような店が競合店になるかを
把握して調査する必要があります。

競合調査項目


競合店を調査する際は、まず調査項目を決めてから現地に向かいます。

お店の売上を左右する要因を全て調べられれば良いのですが、項目が多岐にわたるため、
まずは「業種・業態」、「店舗規模」、「自店からの距離」、「客単価」、「入店数・入店率」、「客層」、「立地優劣」等を調査します。

他にも、例えばセルフサービスの喫茶店の出店を考える場合は、
「セルフサービス、フルサービス」を調査項目に追加するといった工夫が必要になります。

競合店の売上推定方法


競合店の売上がわかれば自店の売上推定に役立ちます。
以下に、競合店売上推定方法の一例を挙げます。

・入店者数をカウントする
開店から閉店までの入店者数を数えます。総入店者数×客単価が売上推定値になります。

・レシートを手に入れる
レシートに通し番号が印字されている場合、開店直後と閉店直前のレシートを入手すればおおよその入店者数がわかります。
ただし、この方法は「入店者数」ではなく、会計する「組数」になってしまう点に注意する必要があります。

・チェーン本部に問い合わせる
チェーン店であれば本部に直接問い合わせる方法があります。また、FC本部ではモデル店の売上を公表している場合があるので、店舗規模や従業員数等を比較し、売上げを推定する方法もあります。

他にも、企業のホームページや有価証券報告書の数値をもとにした推定や、店長やオーナーに直接聞いてしまうといった方法もあります。


地図上に各店舗の位置と入手した情報を記入してみると、競合店の状況や自店のポジションが一目で把握できます。
出店前には競合地図を作成してみる事をお勧めします。