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調査と留意点


歩行者類交通量調査は人手(数取器)による計測がほとんどですが、その場合の留意点を以下に示します。
1つの断面を複数の調査員が範囲を分担して計測する場合は、各人の調査受持ち範囲を明確にし、調査員が容易にその範囲を識別できるようにします。 特に歩行者の交通量が多く高密度の場合は、重複して計測してしまうことがあります。
人数が多く高密度で移動する歩行者の数を計測する場合、必ずしも高い精度が要求されない場合、 あるいは歩行者の質(性別・年齢層・その他)を問わない場合には、調査員が目測で5~10人単位に分けて数取器で計測することもできます。 しかし、この場合には、事前にその観測精度について検証しておく必要があります。
人手(数取器)による観測において、所定の精度・目的を達することができない場合には、 高所からビデオ撮影を行い、後日、テープを再生しながら計測を行う方法もあります。 ただし、この場合はカメラ位置の制約があり、読み取りに多大な時間を要します。
機械による観測方法として、頭上に設置した赤外線感知器により歩行者数を観測する方法もありますが、 これは鉄道駅の改札口等のように歩行者の列が整流化されているような場所に用いられます。 最近ではパソコンを用いた画像処理による調査方法もあります。
調査を適切かつ効率的に行うには、以下の点に留意する必要があります。
・場面が要求する交通調査項目が設定されていること
・過不足のない適切な調査規模で、かつ費用面で無駄がないこと
・調査準備、実施段階において配慮すべき事項が担当者に明示され、事前準備により事故などのトラブル発生を減らし、臨機に対応できること
・集計、解析をイメージして調査結果が現場で適宜チェックされ、ミスを防ぐこと