ホーム > 通行量・交通量調査 > 交通量調査計画の立案
通行量・交通量調査

交通量調査計画の立案


調査の実施に先立ち、準備・実査・集計に至る全体計画を作成し、以下の項目について関係者と協議を行います。
1.調査目
・時期
年間の平均的な交通量を把握する場合には通常、5月下旬~ 7月上旬、または9月下旬~11月上旬に行います。 特別な目的がある場合には、調査箇所あるいは近辺の既存データから適宜、調査日を設定します。
・曜日
平日の平均的な交通量を示す火曜日~木曜日とするのが一般的ですが、ノーカー運動のある水曜日は避けることが多いです。 また、月初めや月末、週半ばの休日の前後、五・十日( 5日・10日・15日・・・)は、特別な目的がなければ避けます。 大規模なイベントや工事などの実施が予め分かっている場合、あるいは天候不順が想定される場合も避けるべきです。
・休日の調査
土曜日が休みの週休二日制の場合も多いので、調査の目的に応じて土曜日とするか日曜日とするかを決定します。 また、観光交通あるいはイベントの影響を受ける箇所ではそれらによる影響を予め考慮しておきます。
調査予定日に実施できない事態が発生する場合に備えて、必ず予備日を設定します。
各種の事情により上記の日程に調査できない場合は、交通量常時観測あるいは年間の平均的な交通量を調査している道路交通センサス等と比較し、 調査当日のデータ特性を把握しておきます。
2.調査時間帯
昼間12時間の場合は、7時~19時とするのが一般的です。これは朝のピークが始まる前に調査を開始するためです。 ただし、ピークの立ち上がりが早い箇所や調査目的によっては7時以前から開始したり、 また、夕方ピークの状況によっては19時以降まで行うこともあります。
24時間調査の場合は7時~翌朝7時とすることが多いですが、上記と同様の理由により、7時以前から開始して、翌朝7時以降まで行う場合もあります。 休日に24時間調査を行う場合は、休日の3時~翌朝3時とすることが多いです。
3.調査箇所の選定
調査箇所は、都市部の渋滞長調査など、調査の目的によっては隣接する他の交差点との関連を分析し、調査対象箇所(範囲) を検討する必要があります。 この場合には、調査対象箇所を十分に検討しておきます。
4.調査員の配置計画
必要となる調査員数・資器材の数量とその予備数は、人手によって観測する場合の調査員の配置場所と担当(誰が、どの位置から、どの動線を観測するか等)を基に設定します。 以下に、複数箇所で同時に実施するケースを念頭に、要員配置計画において留意すべき事項を示します。
・交差点
1人の調査員が受け持つ観測方向は、交通量の多寡や車種区分にもよりますが、 小・中規模の信号交差点では流出方向でまとめると観測しやすいです。
・単路
1人の調査員が受け持つ観測方向は交通量の多寡や車種区分にもよりますが、通常は1方向とします。 ただし、交通量の多い単路部では、1車線につき1人の調査員を配置するのが良いです。
5.現地での実施体制
交代要員は調査時間長や交通量の多寡にもよりますが、現場調査員2人に対して1人の割合で考えておくと安全です。
調査地点ごとに地点責任者( リーダー)を置きます。経験豊富な調査員が地点責任者を兼ねることも可能です。
調査箇所が複数になる場合には、調査の規模・地点数・地理的な広さなどに応じて、数箇所の地点を統括する地区責任者を置きます。 これらとは別に巡回監督員を配置し、観測状況の点検、指導、人員の臨時移動などを担当します。
現場調査員はアルバイトでも可能ですが、地点責任者は経験の豊富な者が当たり、地区責任者以上の管理者は正規職員を配置します。 地区・地点責任者や調査員に関する人員割当て、作業分担などを、事前に図表に整理しておきます。