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立地・マーケティング用語集  「あ」


用語一覧
アーケード / アーバンエコロジー / アーバンセンター / アーバンリゾート / アーバンエリア / アイアンワーク / アイキャッチャー / アイテムショップ / アイドマ(AIDMA) / アイドカ(AIDCA) / アイドルタイム / アイドルコスト / アイランドステージ / アイランド方式 / アイランド陳列 / アウトレットモール / アウトレットストア(オフプライスストア) / アクセシブル・ラグジュアリーブランド / アコーディオン仮説 / アソートメント / アッパーライト / アップスケール / アトモスフィアレストラン / アトリウム / アフターケア / アフターサービス / アフターマーケット / アベニュー / アメニティセンター / アルコープ / アロケーション / アンテナショップ / アンドンボックス / 
アーケード
道路上を蔽うアーケードは各商店街に普及している。道路全体を蔽うものを全蓋アーケード、歩道上だけのものを片側アーケード、オーニングといっている。上部の蔽いにテントを使用したものは簡易アーケードという。最近、開閉式のアーケードが多くみられる。また、雪国などでは、積雪にたえるだけのものが必要である。
アーバンエコロジー
都市を地球生態体系の一部と考えた都市生態学的な価値づけの発想。住環境との関係からは雨水を利用するために地下に雨水貯蔵タンクを設け市街地の水源とする例がある。
アーバンセンター
都市の中心地域に開発されるショッピングセンター。多くは多層構造を採用し、都市生活者(住民や就労者)をターゲットと想定した店舗構成をとり、オフィスや住宅など複合機能を併せ持つこともある。都市再開発の中心的プロジェクトとして、行政支援のもとに開発されるケースが多い。
アーバンリゾート
都市のなか、あるいは都市に隣接する地域でありながら、自然環境を巧みに取り入れることで、リゾート気分が味わえるようにしたホテルやテーマパーク、その他の施設や場所。または現代的、都会風のライフスタイルを取り入れたリゾート施設や非日常的な雰囲気が演出されている娯楽施設などのこと。
アーバンエリア
都心のこと。アーバンエリアは、サバーバンエリアに対比されて使用される。郊外、あるいは新興の住宅地のことをサバーバンエリアといって、チェーンストアの立地としては最良の場所とされている。本来アーバンエリアとは都心のことを指し、決して都会の繁華街のみを指すわけではない。都会の中心地、ダウンタウンとは異質の性格を持つ場所である。むしろ生活する人々が古くから住んでいる場所、伝統のある住宅地といった方が適切である。雰囲気としては、落着きのある。しかも住宅が密集して、中産階級以上の人たちが多く住んでいる場所。消費者の生活水準は高く、外食の機会も多いところ。しかし、アーバンの決定的な欠陥は地価が高いこと。スペースに限界があり、思い通りの広さが確保しにくいこと。店数を同じスタイルで増やし続けるチェーンにとって、高い地価は資本の回収面で悪くなる。
アイアンワーク
鋳物でつくった路上の装飾。
アイキャッチャー
人の目を強くとらえるために、特別に工夫されたイラスト、写真などのこと。本来、アイキャッチャーは、商品の購入時点における意思決定に直接つながるものでなければならない。サンプルケースの効用が高い。駅構内、繁華街、デパート、あるいはメニューの多い店では、十分に工夫する必要がある。次には、メニューブックの工夫である。写真の位置、大きさ、あるいは印象を強くするための、特別な写真上の演出は、お客の目をとらえ、購買決定に結びつく。商品の決定は、サンプルケースと、メニューブックの工夫によるところが大きい。また、店頭、テーブル上のPOP広告も重要な役目を果たす。食堂の場合には、店の信頼を築き、繰り返し繰り返し来店してもらうことが大切になるので、アイキャッチャーを強めて、販促をかけた商品はお値打ち感が強くなければならない。
アイテムショップ
ある特定の品目だけを扱っている店。ソックスだけを扱っている靴下の店はその例で、多様なデザインあるいは色違いが揃っている。個性化に対応する商品構成の店。
アイドマ(AIDMA)
attention(注意)、interest(関心)、desire(欲望)、memory(記憶)、action(行動)のそれぞれの頭文字をならべたもので、アイドマと発音する。効果的な広告を作成するための原則のこと。この中のMをとってAIDA(アイダ)とすると陳列にあてはまる。
アイドカ(AIDCA)
attention(注意)、interest(関心)、desire(欲望)、convince(信頼)、action(行動)のそれぞれの頭文字をならべたもので、アイドカと発音する。AIDMAとともに広告作成の原則といわれているが、陳列の原則としてもあてはまる。
アイドルタイム
休業、休憩、手持ち時間のこと。またはなんらかの原因によって、生産設備が正常に稼動していない時間や設備が遊体化している時間のこと。小売店やフードサービスにおいては、顧客がいない状態の時間をいう。アイドルタイムの間も、家賃や減価償却費、人件費などの固定費はかかり、操業再開時には別のコストも発生するが、このようにアイドルタイムにともなって発生する経費を、アイドルコストと呼ぶ。アイドルコストを削減するためにも、商品の補充や施設整備の点検など、アイドルタイムの活用が重要である。
アイドルコスト
営業時間内または就労時間内において、暇な時間や空き時間が発生、この時間帯に発生する費用のこと。多くの場合、ムダな費用のことを指す、たとえば小売店や飲食店で、来店客の少ない暇な時間帯に発生する人件費や電気代等、納品遅れによる待ち時間の人件費、機械の故障によって生産できない損失などがアイドルコストである。
アイランドステージ
通路の中央に置かれているステージ。比較的小さい。
アイランド方式
カフェテリア方式の一つで、店内にいくつかのセルフサービスのレーンやサービスカウンターをもっているセルフサービスシステムである。一般にカフェテリアは、一つのレーンに沿って好きな食事をとる方式だが、これの欠陥は、時間が長くなることである。特に給食のように、昼食時に喫食者がドッと集中する店でカフェテリアを採用した場合、必ず長い列ができて、利用者の不評を買うことになる。そこで、お客の不便を解消し、できるだけ早く食事ができるように考案されたのが、アイランド(島)方式というセルフサービススタイルである。大きなフロアにいくつかの島を設けて、好みの食事を早く提供していく。例えば、麺類、ゴハン食、サンドイッチという風に、メニューの品種や温冷によって分類する場合もある。アイランド方式の支払い方法は一般的にレジを出口に設置して、食後に支払いをすませる方法をとっている。
アイランド陳列
セルフ・サービスの店などの売場で通常の棚から独立して、商品を山積み陳列する方法で、商品の豊富さを演出できる。通路を歩く買物客からはちょうど売場の中に浮かぶ島のように見えるので、このように呼ばれている。買物客の注目度が高い陳列方法であるために、季節性の高い商品を訴求する手段、あるいは新製品を紹介する手段として利用されるほか、特売などの販売促進手段にも利用されることが多い。ただし、店舗の売場面積が狭い場合や年末などの混雑する時期は避けたほうがよいといわれる。島陳列と呼ばれることもある。
アウトレットモール
メーカーが季節外商品や旧型品、難あり商品やデッドストックなどの処分を目的として運営している直営店(アウトレット)で構成されるディスカウント型ショッピングセンター。ブランドや店舗のイメージを損なうことなく在庫品を処分するための施設。メーカーのアウトレットのほかに、小売店が運営する「リテールアウトレット」が出店することもある。取引先小売店との競合に配慮して、繁華街を避け、地価の安い郊外に開発されるケースが一般的である。米国では100万平米を超える敷地に1万数千台規模の駐車場、商圏人口数百万人超、という超大規模なモールもある。日本の場合、観光地型、大都市近郊立地型とに三分される。
アウトレットストア(オフプライスストア)
メーカーや小売企業が自社の商品の売れ残り、規格外れ、傷物などを処分するために設置したディスカウントの小売業態をさす。メーカーが過剰生産品や規格外品それに小売店からの返品によって生じる収益の悪化を改善する方法として自社の在庫品を処分するために所有・経営するのをファクトリーアウトレットという。さらに百貨店や専門店などの小売企業も買取仕入の売れ残り商品や有名ブランド品あるいはPB商品を処分するため低価格販売のリテール・アウトレットを所有経営している。アウトレットストアを一箇所に集めた集積形態をアウトレット・モールという。これまで衣料品やアクセサリーなどの有名ブランド品を低価格販売する小売業をオフプライス・ストアととらえてきたが、最近では、こうしたオフプライス・ストアがアウトレット・モールに入居していることから、両者の区分が不鮮明になっている。
アクセシブル・ラグジュアリーブランド
超高級ブランド(ラグジュアリーブランド)よりも値ごろな価格の、「手の届く高級ブランド」。背伸びをしすぎずに高級ブランドを楽しみたいという20~30代女性をターゲットとし、次々と斬新なデザインの新モデルを打ち出すことで売上増をはかる。米国のコーチが先鞭をつけ、のちにLVMHが、素材はヨーロッパ製だが、生産加工は中国製にすることでコストダウンした製品で参入した。ヨーロッパのブランドのほかに、コールハーンやケイト・スペードなどのアメリカのブランドが積極的で、国内ではバッグ、アクセサリー分野で人気ブランドが育っている。
アコーディオン仮説
ホランダー(Hollander,S.C.)によって唱えられた新規小売業態の生起・発展に関する仮説。小売業の品揃え幅の拡大・縮小という観点から新規小売業態が生起する過程を説明しようとする。限定された品揃えの小売業態(たとえば専門店)が生起した後には、幅広い品揃えの小売業態(たとえば百貨店)が生起し、次にはまた限定された品揃えの小売業態(たとえばブティック)が生起するという歴史的パターンが繰り返される図式が提示された。その歴史的パターンが、ちょうどアコーディオンが演奏されるに伴い、蛇腹が開いたり閉じたりするさまにたとえられることから、アコーディオン仮説と名づけられた。
アソートメント
品揃えや商品、業態の組み合わせ。コンセプトによって商品を揃えることだけでなく、カテゴリーによって売場を構成することや、店舗や業態を考えることなどまで、幅広く使われている。小売業においては、まとまった単位で仕入れた商品を、店舗や売場の要望や状況に応じて小分けをしたり、多数の商品を組み合わせて販売する機能のことを意味する場合もある。
アッパーライト
昼間の自然光は上から下へ照しているが、夜間の照明は下から上へ照すことによって建築物の表層に表われる全ての陽画的な形を陰画的な光と影の関係に反転して強調する。
アップスケール
高品質であること、または品質を上げること。「スケール(ものさし)の目盛りを上げる」という意味で、量的な規模拡大という意味ではない。アップスケール・ディスカウントストア、アップスケール・スーパーマーケットなどは、従来型の業態よりも取扱商品やサービスのレベルが高く、専門性の高いものを意味する。
アトモスフィアレストラン
独特な雰囲気のある高級イメージレストランのこと。特にフランス料理店とは異るコンセプトをもった高級な店が生まれてから、アトモスフィアレストランという言葉が使われ始めた。ディナーに営業の重点をおいたレストランで、一般にはディナーハウスとよばれている。店内全体はできるだけ暗くしてテーブル席だけを光が照らす。客席の間隔を十分にとって、あなただけの店ですよ、という雰囲気をもりたてる。限定メニューであるところが高級フランス料理や中国飯店と異なる。したがって、コックの数が少なく熟練者も多く必要としない。アルコール類の強いことも特徴である。売上高の20~30%はアルコール類が占める。バーコーナーを特別に設けて、アルコールの販売に重点をおく、バーは利益への貢献度が大。立地は、オフィス街、住宅地いずれにも通用するが、周辺の環境を加味したその地域独自のムードを表現することも成功のポイントになる。
アトリウム
商業施設の中心部やホテル、オフィスのロビー、公共建築、マンションのエントランス部分などに設けられた広場や中庭のこと。もともとは古代ローマ邸宅の天窓のある広間、または教会の前面に設けられた回廊で囲まれた中庭のこと。現代では一般的に、吹き抜け構造になっていて、空間上部は自然採光のためのガラス等透明の屋根がかかっている広場状の空間や、屋根がかかった全天候型の公開空地、広場のことを意味する。
アフターケア
アフターサービスが、販売した後の消極的・規制的な対応戦略であるとすれば、アフターケアは、販売後の積極的な顧客戦略として位置づけられるものである。多くの消費者調査から得られる購買行動のひとつに、「商品を買った後の販売店の面倒見のよさ」といったいわゆる店選び行動があり、これが成熟市場における再購入、繰り返し購入の大きな要素としてあげられている。この「面倒見のよさ」を印象づける行動が、アフターケアであり、今後の市場環境では一層重要性を強めることになる。
アフターサービス
企業が商品を販売した後に、定期的あるいは臨時に点検・修理などのサービスを行うことを指すが、一般的には、こうしたサービスを販売者側で制度化した場合をアフターサービスと呼んでいる。わが国では、1971(昭和46)年にアフターサービス保証金引当制度が創設された。これは売手側がアフターサービスのための引当金を免税で積み立てることが許されるもので、アフターサービスが確実に行われることを目的とした制度である。
アフターマーケット
故障や事故時における修理などのメンテナンスサービス、使用に際してのフォローアップなど、製品やサービスを販売した後に発生する二次的な市場。狭義には消耗部品や交換部品、アクセサリー類といった付加販売商品などの市場をさし、とくに自動車業界では中古車ディーラー、解体業、それを主とするカスタム・チューニングショップ、社外用品ショップ等の正規ディーラーではない業者をさす。アフターマーケットの充実はロイヤリティの高い顧客を拡大するキーファクターである。
アベニュー
中世住宅の中庭のことであるが現在では大通りを指す。
アメニティセンター
単なる物品販売の場ではなくて、公共空間をはじめとして環境や安全面や快適性に関して十分に配慮した商業施設のことをいう。
アルコープ
変形の建物の入りこんでいる部分。
アロケーション
売場構成。商品の部門やカテゴリーごとに、売場の配置や広さなどのレイアウトを決めること。
アンテナショップ
製造業者や卸売業者が消費動向や地域特性を把握、分析して自社の製品計画や経営管理に役立てるために運営される小売店舗をいう。客観的に関連市場を分析するために、直営であっても企業名を伏せて、原宿(東京都)など消費のイノベーターらが集結する場所で展開されるケースもある。主としてアパレル、ファッション業界など、消費者の嗜好の変化が激しい事業領域で多く見られる。パイロット・ショップ(pilot shop)とよばれることもあるが、この場合は実験、試売の意味合いがアンテナ・ショップよりも濃いといえる。「アンテナ」は触角を意味し、情報収集に主眼がおかれた印象が強い。
アンドンボックス
木枠、金属枠に紙またはガラスで囲い、中に照明器具がある看板。路上に置く場合と軒先に吊る場合がある。