用語一覧 |
ミステリーショッパー / 店前交通量 / 道の駅 / ミュージアムショップ / 民力 /
ミステリーショッパー
小売店の経営改善や商品在庫を刺激するためのプロモーション戦略の1つである。メーカーが小売店やディーラーに消費者を装った者(調査機関の調査員、顧客満足担当部門のスタッフなど)を派遣して、その店の従業員の行動、態度などを観察し評価する調査員のこと。例えば、調査員が販売キャンペーンの際に特定の商品を販売員に伝え、販売員がマニュアルのアピールポイントを説明するかなどを観察する。ゴーストショッパー(ghost shopper)ともいう。
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店前交通量
店の前を通る車の通行量のこと。駐車場付きのレストランにとって、売上高に大きな影響を及ぼすのは店の前の車の通行量である。車の通行量は、店を中心とした住宅の数とともに売上高を決定する大きな要素である。通行量の中でも特に自家用車の量は大切である。産業用のトラックは売上高とは無関係である。車の台数を確実にとらえるためには、人を使って実際に車の通行量をカウントする必要がある。特に、注意を要するのは対向車線を走る車の合算の仕方である。道路の中央にセンターラインがあり、入店不可能の場合はカウントする訳にはいかないが、右折しても十分店に入れる状況であればその車量の何%を組み入れるか、全社共通の考え方をもって検討しなければならない。
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道の駅
一般道における休憩や食事の場所、地域の産品などが購入できる、比較的大規模な駐車場を併設した施設の総称。鉄道駅などと対比して道路の適切な位置に車の集積場所をつくり、「道の駅」とした。高速道路におけるパーキングエリアやサービスエリアに類似した性格の施設。国土交通省(当時、運輸省)の定義によれば、「道路利用者に快適な休憩と多様な質の高いサービスを提供する施設」とされており、24時間利用可能な無料駐車場やトイレの設置、休憩所や飲食サービス、加えて、道路情報や地域情報を提供する施設である。最近では地域の特産品や取れたて野菜を販売するなど、地域産業の活性化に寄与している。道の駅の設置主体は市町村あるいは外郭団体などの公的機関に限定されている。事業費は設置主体である市町村と国土交通省がそれぞれ分担して拠出し、国の道路整備特別財源が投入されている。
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ミュージアムショップ
ミュージアム(博物館、美術館)のテーマやコレクションをモチーフにしたさまざまな商品やカタログなどのミュージアムグッズを販売する店。ショップの収益は、ミュージアムにとって貴重な収入源となるだけでなく、グッズの開発、販売を通じてミュージアムについてのさまざまな情報発信を行うことができる。最近では世界中に向けて、ネットショップ展開するものも増えている。
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民力
民力とは元来人民の財力または労力といわれているが、ここでいう民力とは生産、消費あるいは文化など国民のエネルギーを総合的にとらえて、それを都道府県単位でみたものである。すなわち人口、世帯総数、就業者総数、事業所総数、商店年間販売額、工業製造品年間出荷総額、県民個人所得、国税納付額、預貯金残高、一般公共事業費、着工住宅数、自動車保有総台数、開通加入電話数、電燈年間使用量、教育費総額、テレビ契約数など、人口、産業、経済、建設・住宅、運輸通信、文化の各項目にわたって都道府県別にデータを収集し、これらの指標を若干ウェイトづけして統合し、全国を1000とした場合の各都道府県の民力を指数として表示したものである。これらは、毎年朝日新聞社から『民力』として出版されている。マーケターにとっては、各都道府県の全国的な位置づけを知ることが可能であり、また地域別の販売割当などの基礎資料として有用である。
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