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競合店の分析


1.分析概要
競合店調査の分析方法としては、外部の環境分析があります。 外部の環境分析では、マクロとミクロの視点で調査をしなければなりません。

マクロの視点となるのが、業界分析で、ミクロの視点となるのが、競合分析・顧客分析です。
2.業界分析
業界分析でまず把握すべき事項は、以下の通りです。

・自店の属する業界がどの程度利益が出せる業界なのか
・業界全体の動向

自店の属する業界を把握することは、利益率の向上を目指す上で重要な情報です。

自店の業界平均の粗利益率(売上高 - 商品の仕入原価)より、人件費や家賃などの費用は売上の何%以内に抑える必要があるかということがわかります。

業界全体の動向は、経済産業省が公表している商業統計表によって推測することができます。

商業統計表では主要な小売業の事業者数や従業者数、販売額、売場面積などが年毎に記載されており、これらの数値を読み取ることで、今どういった業界にニーズがあるのかを把握することができます。
3.PEST分析
業界分析で、ある程度、自店の業界内での位置づけや動向が把握できれば、次にPEST分析を行い、詳細な分析を行います。

PEST分析とは、業界や店舗を取り巻くマクロ的な動向を把握するためのフレームワークであり、以下の4つの視点で業界の動向を予測しています。

・政治的要因・・補正予算による減税や公共投資の財政政策など
・経済的要因・・為替動向、消費者物価動向など
・社会的要因・・少子高齢化の拡大など人口統計上の動向
・技術的要因・・自店に影響を与える技術の革新

これらの要因を的確に収集するためには、常に情報にアンテナを張り続ける必要があります。
4.競合分析
競合分析をするためには、最初に競合相手の選定が必要です。 競合相手の選定ができたら、その相手の概要を把握します。

概要の把握のためには、その店の売上高と店舗面積、そして店舗戦略を知る必要があります。 特に店舗戦略において、チェックする点は以下の通りです。

・顧客層 ・深夜営業や低価格志向など、どういう顧客のニーズに訴えているか
・他店と差別化できる特徴は何か

これらの点を分析することで、競合店が自店にとって脅威となる部分を発見することができます。
5.顧客分析
顧客分析の前提として以下の点を把握します。

・商圏の把握
・商圏内の顧客属性把握

自店の顧客範囲層となる商圏とその顧客属性を把握することで、自店がまだ取り込めていない顧客層が判明します。 また、自店が取り込めている顧客層に対しては、さらに満足度をあげることを検討します。